個展・展覧会
2008 3.1~31 京都 「ギャラリーのざわ」 にて
友人でもあるので、ギャラリー別棟に泊まり込んでの延々ひと月にわたる個展でした。二度と出来ないこと。
2013 11.26~12.1 新宿 「東京アートコンプレックスセンター」にて東京での初個展
東京新宿、信濃町にある大きなギャラリー「東京アートコンプレックスセンター」にて、東京で初めての大規模な個展を開催いたしました。
準備に一年半、大変な日々でした。
漫画家のS.F.さんに作らせて貰ったペーズリーがらの辻ヶ花セット
「皆んな見ている」 1678x1055 成瀬 優・高岡絢子
2011の福島第一原発事故に触発されて作った作品。
小賢しい説明は要らないと思います。
「あの日の野馬追い」 1678x1055 成瀬 優
勇壮な「相馬野馬追い」、それと「津波」から退却する姿が重なってしまいました。
(不謹慎な連想と思われる方がいらしたら謝罪いたします)
「フクシマ・トウキョウ」 1055x1678 成瀬 優
世界一の夜景都市Tokyoを支えている一つが福島の発電所だったのですね。
「豊饒の海」 1055x1678 成瀬 優
福島のたおやかな海の中を想って。
三島由紀夫の遺作から拝借させてもらって。
ミズクラゲは繰り返し繰り返し表現しています。
何時間見ていても飽きません。
魚たちの動きは、リーダーに導かれてのものではないそうです。
その辺りの不思議な仕組みはこちらに。
「ノアの方舟」 1678x1055 成瀬 優・高岡絢子
繰り返し繰り返しこのテーマで作っていますが、個展にあたりフルバージョンを染めてみました。
帯でもいろいろバージョンがあります。
「三春の滝桜」 1678x1055 成瀬 優
坂口安吾「桜の森の満開の下」もイメージして。
「何処へ」 1678x1055 成瀬 優・高岡絢子
色彩がなくなった世界。
「森の大宴会」 1678x1055 成瀬 優
人間がいなくなった「福島」の森では動物たちが毎夜、飲めや歌えやの大宴会。
参加している人間もいて、宮沢賢治が呼び寄せた「セロ弾きのゴーシュ」ムーンウォークを
披露する「マイケル・ジャクソン」。
世界初の漫画「鳥獣戯画」からの参加も。 まさにGiga祭り。
「リディツェ」1678x1055 成瀬 優
1942年、チェコ・プラハ近郊の村リディツェの住民が、ナチス高官ハイドリヒの暗殺に関わったとの嫌疑で、数百人の村人と共に村ごと消し去ったことに触発されて作った作品。
戦後作られたメモリアルパークには82体の子供の銅像があり、初めて見た時の衝撃は忘れられない。
福島の原発事故はただの奇跡で、「あの程度」で止まったわけだが、ひょっとしたらいくつもの村ごとこの世から消え去っていたのかもしれない。
「迷宮のアリス」1055x1678 成瀬 優・高岡絢子
エッシャー空間のような「福島第一原子力発電所」に迷い込んだアリス・ウサギ・謎の男たち。
会場風景です。 https://youtu.be/QcQLaaNt3ko